A series
ーエイ シリーズー 4−5
〜物語前、アッシュがルークに会いに来て仲良しになったら
その日の夜
オーシャン・・・アッシュは屋敷に忍び込んでいた
これで二回目になるが、本当に警備兵は何をしているんだと思う
アッシュが屋敷に忍びこんだ理由・・・それはルークに用が出来たからである
「・・・いつまで寝ているつもりだ?こいつは」
「スー・・・」
アッシュはルークが閉めた窓から入り、ルークが起きるのを待っていた
しかし、いつまでたっても起きない
一時間くらいたつが全く起きないのだ
「本当にこいつは俺のレプリカか?俺はこんなに寝ないぞ」
「スー・・・」
しかたなくたたき起こす事にしたアッシュはルークに呼びかけた
「・・・・ぃ・・・・きろ」
「ん・・・・・・」
「起きろ。ルーク」
「ふぇ?・・・・・・アッシュ?」
やっとの事で起きたルークはアッシュが居ることに気がつく
そして・・・
「なんでアッシュがいるの?」
「来たからに決まってるだろう」
「でも俺、窓しめたはずなんだけど」
「鍵。かけてなかったぞ」
「え?・・・そういや掛けた覚えがねーや」
「いけねー」と頭を掻きながら照れるルークを見つつ、アッシュは窓を開けた
窓を開けたらメイドやガイ達にバレルというのを知っていて窓を開けたアッシュを不思議に思い、ルークは首をかしげる
「アッシュ?何を・・・」
「行くぞ」
「へ?何処に?ってか俺屋敷から出ちゃいけねーんだけど」
「そんなの知るか」
強引にルークを連れて行こうとするアッシュに驚きつつも、大人しく窓から出るルーク
アッシュはルークが窓から出てきたのを確認すると以前此処に来た時に着けていたフード付きコートを渡し着させた
そしてアッシュ自身もそのコートを着る
「これって・・・もしかして外に出るの?」
「外にでなきゃお前が大変な事になるんだよ・・・こっちだ」
「ま、まてよ!」
「さっさと来い」
さっさと歩くアッシュを追いかけてながら、ルークは考えた
何が始まっているんだろう・・・と
「・・・・・・ここから外に出られる」
「ここって・・・下水道?」
「そうだ。この下水道はおそらく一部の奴しか知らないものだ・・・ここからなら外に出られる」
「へぇ・・・すごいなぁ」
感心するルークを連れアッシュは出口をめざした
「ルーク様?入りますよ?」
下水道に入って暫くした時、メイドはルークを呼ぶために部屋を訪れた
しかし返事がないため仕方なく部屋に入る
「ルーク様?・・・ルーク様?」
ルークがいない事に気がついたメイドは急いで応接室にいる主人に報告しに急いだ
「どうした?」
「公爵様・・・ルーク様が部屋にいないのです」
「なに、ルークが・・・」
ファブレ公爵は驚きのあまりに言葉を詰まらせた
後書き
アッシュ待ちすぎですね。
っていうか、ファブレ邸に下水道なんてあるの?
一応あるってことにしといてあるけど・・・・