A series
ーエイ シリーズー 4−2
〜物語前、アッシュがルークに会いに来て仲良しになったら
「・・・かしこまりました。旦那様」
「用はそれだけだ」
『閉じこめる・・・だと?それに、食事を与えるな?どういう事だ・・・』
少年は自分の耳を疑った。
ー自分のレプリカを閉じこめる・・・だと?それなら、まだいい・・・しかし・・・
しかし、食事を与えない?しかも二週間だと?
なぜだ・・・こいつが何かをやらかしたのか?
数々の疑問が頭の中を駆けめぐった
いくら憎いレプリカとはいえ、食事を与えない監禁に情けを覚えたのだ
『・・・何を考えているんだ俺は?このまま見捨てれば憎いレプリカが死ぬんだ。助けて何になる?』
少年は進入してきた入り口に身を乗り出し、屋敷から出て今に至るのである
少年は握りしめている拳の力を緩め、意を決したようにとある店に足を進めた
「・・・腹減ったな・・・」
一方自分の部屋に監禁されたルークは空腹に耐えていた
グーと鳴るお腹を恨みながらも、メイドが食事を持ってくるのを待っているのだ・・・持って来ないのを知っていて
「ガイ、いつ帰って来るのかなー?早く帰ってこねーかなぁー」
何にもない部屋にあるベットに腰を掛けて、空かないドアを眺めた。
窓を開けても良いのだが直ぐにメイドや警備兵に見つかる可能性が高いために、窓から出られないのだ
ーコンコン
「?・・・何だ?ガイか?」
窓をたたく音が聞こえた
こんな時間にメイドが食事が持ってくるはずもないし、ガイは今日出かけたばかりだ
誰が訪ねて来たのかは分からなかったが、退屈だったルークは警戒もせずに窓を開けた
ーキィ・・・
「・・・誰だ?」
窓を開けて、窓からひょっこりと顔を出す・・・が
人らしき人物は何処にもいなかった
気のせいかと思ったルークは窓を閉めようと窓に手を掛ける・・・すると
「・・・おい。どこみてんだよ屑が」
窓際から声が聞こえ、驚いて声が聞こえた方を見た
どうやら、ルークと同い年ぐらいの少年らしい・・・少年は黒いフード付きコートを着ていて顔が見えなかった
「く・・・屑だと!?って、お前誰?」
ルークは自分に対し屑と言われた事がむかついたが、少年の事が気になったみたいだった・・・
あとがき
アッシュの名前をまだ、出してないー!!
早く・・・早く出したい!
あぁ、でも出すとそれで大変なことになるし・・・