A series
ーエイ シリーズー 3−9
〜「レプリカ」という事実を断髪前ルークが
アクゼリュス崩壊前に気づいていたら
ユリアシティに着いたアッシュ達は、ティアのおじテオドーロの元で外殻大地に帰れる方法は無いかと話していた。
テオドーロはセフィロトツリーを活性化させ、その影響でタルタロスごと外殻大地に押し上げるというものだった。
本来ならユリアロードを使えばいいのだが、タルタロスを持って行きたいためこの方法を使うしかなかったのだ・・・
「おい・・・そこのチーグル」
「なにですの?」
「あいつとヴァンに何があった?」
アッシュはテオドーロと話しが終わった後、ティアと共に立ち去ろうとするミュウを呼び止めた。
アッシュのこの言葉により、部屋を出ていこうとしたガイ達はその足を止め戻って来た。
「アッシュ、ミュウは目を覚ましたばか「俺はこのチーグルに聞いている」
ティアはミュウが目を覚ましたばかりなのだから、せめて明日に聞いて欲しいと言おうとしたのだが遮られてしまった。
ミュウが見たものを聞こうと必死なのである。
「あのとき、ご主人様は・・・ヴァンさんに剣を向けたですの・・・・
だけど、ヴァンさんは余裕の表情で最初は見ていたですの・・・・」
「最初は?」
「はいですの・・・ミュウも突然だったから分からなかったですけど・・・」
『絶対に・・・アッシュは死なせない。アクゼリュスを滅ぼさせない!』
『こ、これは・・・まさか』
『うぉおおおおおおお!!』
「ご主人様が叫ぶと、突然光がピカーってご主人様から出て手のひらに集まってヴァンさんをドコーンってしたのです」
「まさか・・・超振動?」
ジェイドは手で顔を覆い隠しながら呆然とつぶやく
アッシュも信じられないという顔でミュウを見ていた。
「馬鹿な・・・あいつは超振動が自分でコントロール出来ねぇはずなんだ・・・」
「でも、本当に出てたですの!」
「まぁまぁ、先ずはミュウの話しを聞くべきだろう?ミュウ、続けてくれ」
「はいですの!・・・・それでヴァンさんが驚いたのですの。そして・・・」
『っふ・・・まだ、使い道はあるという事か・・・』
『俺は、師匠の計画に反対です!』
『無理矢理にでも、協力させる・・・「愚かなレプリカルーク」』
『な、体が・・・・』
『力を解放し、セフィロトを・・・破壊しろ!』
「そのあと僕は気を失ってて・・・」
「そうか・・・・ありがとう」
全てを聞いたアッシュはミュウの頭を撫でるとタルタロスへと、戻って行った・・・
後書き
アクゼリュスはこうして滅びました。
超振動でヴァンを倒そうとしたルークだけど
超振動を自分でコントロール出来ることを知ったヴァンは
催眠?で無理矢理協力させようと思ったわけで
拉致ったわけです。