A series ーエイ シリーズー 3−8
  〜「レプリカ」という事実を断髪前ルークが
               アクゼリュス崩壊前に気づいていたら


「みゅ・・・・」
「ミュウ!!」
「ティアさん?」
「良かった・・・どこか痛いとこはない?」

気を失ったミュウが意識を取り戻したのは見覚えのある所だった

「タルタロス・・・ですの?」
「えぇ、良く覚えていたわね」

ティアはミュウの頭をなでる。
ミュウは立ち上がって、タルタロスの一室をきょろきょろと周りをみる

「ご主人様は?ご主人様はどこにいるのですの?」
「ルークは・・・兄さんに連れて行かれたわ・・・・」
「ミュゥぅ・・・」

ティアに真実を聞かされ、耳が垂れ下がる。

「ミュウがご主人様の側にいながら・・・ヴァンさんと戦っているご主人様を助けることが出来なかったですの」
「ミュウ・・・今なんて」
「ミュ?ヴァンさんと戦っているご主人様を助けることが出来なかったですの・・・」

ティアは、ミュウの言葉に驚いた。
ルークが信頼していたヴァンに剣を向けたことに・・・

「ミュウその話し、詳しく聞かせて」
「分かりましたですの!」

ミュウは知っていること全部をティアに話した。

「・・・ありがとうミュウ。みんながいる所に移動しましょう。」
「はいですの!」

ミュウとティアはジェイド達がいる所に向かった。
そして・・・

プシュゥウウ

「おや、ティアとミュウじゃないですか」
「もぅ、大丈夫なのか?」
「はいですの!」

中にはルークをのぞく、仲間がいた。
人数は合っている、ルークではないのだ。
同じ、赤い髪を持っているがルークでは無いのだ・・・

「ミュ?アッシュさんですの!」
「・・・・ふん」

そう、アッシュがいたのだ
オリジナルであるアッシュが・・・
ミュウとアッシュにみんなが夢中になっている間、ティアはジェイドに近づいた。

「大佐・・・ミュウが先ほど信じられないことを言って・・・・」
「信じられないこと?」
「はい・・・ルークが兄さんに剣を向けたって・・・」

ティアはジェイドにだけ聞こえるように言った

「本当なの・・・ですか?」
「はい・・・私も信じられなかったのですが」

ジェイドは表情こそださないが、信じられないと内心思っていた。

「詳しくは、ユリアシティで・・・・」
「その方がよさそうですね」
「えぇ・・・信じられないことが多すぎます」

ティアはそういうと、ミュウを抱きにアッシュ元に行った・・・


後書き
 新章突入っていう感じにしました。
 っていうか、なんでアッシュがいるねん!っていうあなた!!
 それは、私がグリフォン?が二体いることをすっかり忘れていたからです・・・・