A series
ーエイ シリーズー 3−25
〜「レプリカ」という事実を断髪前ルークが
アクゼリュス崩壊前に気づいていたら
「宝珠は預かったか?」
アッシュはルークに回線を繋ぎ、連絡を取った
ルークは痛みに耐える声で返事をしてきた
『大丈夫。今回はちゃんと音素を取り込まなかったよ』
「そうか・・・後はローレライを解放するだけだ、一旦ケテルブルクのホテルで落ち合おう。ひとまず休む」
外殻大地を降ろす作業はいくら鍛えているアッシュやルークでも耐え難い物で、かなりの重労働。
それに加えてこれからローレライを解放するという大仕事をやるにはどうしても休息が必要だった
『分かったよ。アッシュ気をつけてな?』
「お前こそ・・・な」
ーブツッ
回線を切り、アッシュはギンジが待っている屋上?に向かおうと足を進める
しかし他の六神将達は歩こうともせず、アッシュを凝視していた
「・・・なんだ?その眼は」
「お前がそんな風に笑うことができたのだなって思って・・・な」
リグレットはとても驚いた表情で言った
そう・・・アッシュはルークと話しているとき、笑っていたのだ
どうやらお互いの心を感じあうのはとても心地よいものらしく、自然と笑みが浮かんだらしい
他の六神将やアリエッタの友達も意外そうな顔をしていて、アッシュは顔を赤くした
「お、俺だって笑うにきまってんだろ!!」
「以外だって言ってるだけだよ。さぁ、さっさと戻ろうか」
赤面したアッシュを軽くながして、シンク達はケテルブルクに向かいルーク達と合流して休息を取った
次の日、アッシュとルーク達はアブソーブゲートに再び来た
ローレライを解放するためである
「・・・ローレライの鍵を作るぞ」
「うん。みんなは下がっててくれ」
「がんばれよ、ルーク」
「ありがとう。ガイ」
アブソーブゲートのゲートの部分にたどり着いたルーク達はローレライの鍵を造り始めた
ケテルブルクで作ってもよかったのだが何が起こるか分からなかったため、アブソーブゲートで作ることにしたのだ
「フォンスロットを開け。俺に合わせるんだ」
「うん」
ゲートの中心に宝珠と剣を置き、少しはなれ手をつないだ
そして、フォンスロットを合わせるように開く
その瞬間
ーパァアアアアア
宝珠と剣が光り出し、二つの光となる
光はひとつとなり本来の姿になった
「行くぞ・・・ルーク」
「行こう・・・アッシュ」
ローレライの鍵を二人で握りしめゲートに突き立てる
突き立てた部分から譜陣が現れ、二人は地殻に落ちていった
後書き
意外なアッシュの一面を六神将達が見るというのを書いてみました
かなり、笑いながら書いてました。
というか、次回で最終回!!
気合い入れていこう!!!