A series ーエイ シリーズー 3−20
  〜「レプリカ」という事実を断髪前ルークが
               アクゼリュス崩壊前に気づいていたら




「ん・・・・」
「・・・やっと起きたか。おい、ルーク」
「アッシュ??」

眼が覚めるとベットに俺はいた
船の中で気を失っていた俺はあれからずっと眠ったままみたいだった

「此処何処・・・・?」
「ケテルブルクのホテルだ」
「ケテルブルクゥ!?なんで!?」
「それは・・・」

ケテルブルクにいると聞いて、一気に覚醒した俺はアッシュに問いつめた
アッシュは不快な表情で俺に説明してをしてくれた

「・・・・ということだ」
「へー・・・ディスト達にガイ達と合流させて、脱出した俺と残りの六神将で待ち合わせの場所に合流させるつもりだったのか・・・・」
「あぁ・・・しかし偶然俺がヴァンがいるときに回線をつなげてしまったために、直ぐに計画を始めるつもりがそれが出来なくなってしまったらしい」

アッシュは俺が横になっているベットに座ってきた

「大変だったんだなーシンク達」
「・・・・お前が一番大変だったと思うが」

しみじみと言っている俺にアッシュはあきれてため息をついた
俺はそんなアッシュを見て、上半身を起きあがらせてた

「起きあがって平気なのか?」
「うん。精神的につらかっただけだから・・・」
「そうか・・・・ルーク」
「何?」

いきなり、真剣な表情でアッシュが俺を見てきた
何か・・・重大な事を話そうとしているみたいだ

「お前を助ける前・・・・夢をみた。未来の夢だ」
「夢?」

どっかで聞いたような話だ
何処だっけ???

「正確に言うと、見せられただけどな・・・ローレライに」
「ローレライに!?」

ローレライに未来を見せられた??
そうだ、どっかで聞いたと思ったら俺が体験したことじゃないか

「あぁ・・・俺が死ぬこと・・・そしてお前が音素の乖離で死ぬ所も見せられた」
「アッシュ・・・」
「すまない・・・未来の俺は音素が乖離しようとしている事に気がついてやる事が出来なかった。愛していたのに・・・」

アッシュはそういうと、抱きしめてきた
俺はそんなアッシュの体を抱きしめかえしながら言った

「・・・未来の俺はアッシュに死期が近いことを言えなかった・・・見捨てられるのが怖かったんだ」
「・・・・・」

アッシュは俺の言葉を静かに聞いていた
ひたすら俺を抱きしめながら・・・

「あの時だってそうだ・・・俺がアッシュを置いて行かなければ・・・」
「ルーク!!」

アッシュは抱きしめている力を強めた
その力強さに俺は話しを止め、変わりにアッシュが話しはじめる

「アッ・・・シュ?」
「俺たちが見た未来を後悔しても、その未来が来るだけだ・・・」

アッシュはゆっくりと抱きしめている腕の力ゆるめながら言った
俺もゆっくりとアッシュの背中に回している腕を離した

「なら・・・・その未来を変えよう。未来で俺たちが離れ離れにならないように」
「離れない・・・ように?」
「あぁ・・・コンタミネーション現象で事実上は一つになったが、そんなものは俺は認めねぇ。俺は記憶が一つになってもうれしくないからな」

アッシュは頬を赤く染めながら言った
少し、かわいい・・・
しかしそんな事はどうでもいい・・・
アッシュは深呼吸をするとこう俺に言ってきた






















「未来を変えて・・・一緒に生きよう。ルーク」
「未来を変えて・・・一緒に生きるよ。アッシュ」




















そんな俺の返事にまんぞくしたのかアッシュは優しいキスをしてきた
普段のアッシュからは考えられない優しいキスだった















後書き
 に、20突入!??ありえない!?
 っていうかアッシュまで未来を知っちゃったし・・・・
 そうそう、もうすぐで最終話になりそうです。
 がんばらばなくては!!