A series
ーエイ シリーズー 3−18
〜「レプリカ」という事実を断髪前ルークが
アクゼリュス崩壊前に気づいていたら
「ルーク!!おい!返事しろ!!ルーク!!!!」
「どうしましたの!?」
「回線が切れやがった・・・・くそ!」
あれからずっと俺は回線をつなごうとした
だが、どういう訳か繋がらなかった・・・何度も繰り返しやるが繋がらなかった
そして今日、やっと繋がったのだ
「何か・・・分かった事はありましたの?」
「繋がっただけで、何も分からなかった・・・」
「そうですか・・・でも、ルークは無事なのですねアッシュ」
「あぁ・・・無事だ」
「よかったですわ・・・」
ナタリアはそういうと、ほっと胸をなでおろした
ガイ達も安心しているようだ
なぜ、一人で行動をしようとしていた俺がこいつらと一緒に居るのかというと
ルークが捕らわれてしまったからだ
戦力的に足りなくなったため仕方なく一緒に行動をしているのだ
決して一緒にいれば必ず邪魔しに来ると思った訳ではない!
「それにしても、本当にルークが無事でよかったです」
「えぇ・・・本当に」
「では、ルークの無事も分かった事ですし今日は寝ましょうか」
「賛成!!」
眼鏡野郎の一言でナタリア達は部屋へと戻っていった
俺はそれを見届けた後、宿から出て行く
回線が切れる前ヴァンの言った台詞にしたがうかのように・・・
「・・・・・・・まってろよ、ルーク」
次の日、アッシュが居なくなった
あちこちまわって探したが見つからず、俺たちはどうしていいか分からなくなった
「いったい、何処に行ったんだ?アッシュのやつ・・・」
「分かりませんわ・・・もしかして」
「何か心辺りでもあるのか?」
ナタリアはハッと思い出したかのように顔を上げた
俺たちは不思議に思ってナタリアを見る
「もしかして、アッシュはルークが何処にいるのか分かっていたのでは?」
「でも、アッシュのやつは分からないって・・・・」
「アッシュが素直に、大切なルークの居場所を言うと思いまして?」
「・・・・・言わないと思うな。素直じゃないからなアッシュのやつ」
思わず俺たちはため息をついてしまった
すると、背後から聞き覚えのある声が聞こえた
「やっと、見つけましたよ!!」
ナタリア達から離れて暫くたったあと、俺はやっとワイヨン鏡窟についた
「ヴァン!何処にいる!!姿を現しやがれ!!!」
「・・・そう怒鳴るなアッシュ」
俺は前でっかいクラゲが出た所に着くと、ヴァンを呼んだ
ここからなら何処にでも聞こえるだろうと思ったからだ・・・案の定来たが
「ルークは何処にいる!!」
「・・・・ついてこい」
ヴァンはそういうと歩き出した
仕方なく俺はヴァンについて行く事にした
「アッシュ!?」
奥に連れられた俺が見たのは、格子に縛りつけられているルークの姿だった
隣にはリグレットとシンクもいたが・・・
「ヴァン!てめえ!!」
「ふっ・・・今、私に剣を向けてみろ。ルークの体に傷が付くぞ?」
「っく・・・・」
俺は剣を抜こうとするが、ヴァンの言葉で抜くのをやめざるえなくなった
そんな俺を見て、何を思ったのかヴァンはルークを格子に縛り付けているロープを取った
ルークは好機と見て、俺の方へ走り出し手を伸ばす
俺もルークの手を取ろうと手をのばすが、きれいな髪をヴァンによって掴まれる
「痛!!離せ!!!」
「・・・・やくただずで出来損ないの劣化レプリカが、私に命令するな!!」
「ヴァン!ルークを離せ!!」
ルークは抵抗するが、ヴァンの一言で抵抗はしなくなった
俺はヴァンの言葉に怒りを覚え反感する
それが気にくわなかったのかヴァンは・・・
「・・・・このレプリカが大切か?」
と言ってきた
後書き
ルークを帰そう計画始動!!!
っていうか、書いているときに断髪イベントをやっていない事に気がつきました。
書かないと・・・・・