A series ーエイ シリーズー 3−12
  〜「レプリカ」という事実を断髪前ルークが
               アクゼリュス崩壊前に気づいていたら


ベルケンドについた俺たちは急いで研究所に急いだ。
そこには俺の本当の名前を知っているスピノザというやつがいた
そいつが眼鏡野郎がフォミクリーを作ったやつだと俺たちに教えた。
まぁ、それには驚いたが今はそんな所じゃない・・・

「スピノザ!!あいつは今、何処にいる!!!」
「あいつ・・・あぁ、レプリカルークかあいつなら、いま・・・」
「何処にいるんだ!!」
「レプリカルークなら・・・」

スピノザが俺の必死な姿を見て、驚いたのか
素直にレプリカの居場所を教えようとした・・・そのときだ


「いやああああああ!!!!」


「っ!!ルーク!!!!」
「「アッシュ!?」」

気がついたら、走っていた。
声がする方角へ・・・
愛おしい・・・・ルークのもとへ



バン!!



「ルーク!!!」
「っ、アッシュ!?」

ルークは診察台みたいなものに寝かせられていた
抵抗したのだろう・・・両手首と両足首そして腰に鎖でその診察台に固定されていた。

「誰だ!!此処は、関係者以外立ち入り禁止だ!!出てけ!!!」
「うるせえ!黙れ!!!」


ドゴ!!


「うぐ!」
「アッシュ!?」
「まってろ、今といてやる」

俺は、剣で鎖を斬り診察台からルークを離した

「助かった・・・ありがとうアッ・・」
「・・・・・」
「アッシュ?」

その瞬間俺はルークを抱きしめていた。
つよく・・・つよく・・・ただ、抱きしめていた。

「お前がヴァンにとらわれた時・・・俺はどうしようもない怒りを感じた・・・そして、心にポッカリと穴が空いたんだ・・・・」

「・・・・・アッシュ、俺・・・・」

「すまない、俺が力が足りなかったばかりに怖い思いをさせてしまった」

「アッシュが助けに来てくれただけで、俺は・・・うれしいよ」

ルークはそういうと、俺を抱きしめかえした。

「ルーク・・・・好きだ、愛している」
「俺も・・・愛しているよ、アッシュ」

俺たちは、初めてのキスをした。
甘いキスを・・・・


「「愛してる」」


「本当に似てるな、俺たちって」
「似てるだけだ、声も髪も瞳も・・・だけどこんなにも違うんだ・・・」
「そうだよな・・・・うん」

暫く見つめ合ったあと、俺たちは二度目のキスをしようと顔を近づける
あと少しで唇が触れあう・・・

「はい、あとは宿でしましょうね」
「「!!!」」
「想いが通じあったのはいいんだけどさ、周りの状況を見てからやってよねー」
「・・・・見てるこっちが恥ずかしいわ、ルーク」

そこでやっと俺たちは眼鏡野郎達がいることに気がついた。

「まさか・・・お前ら・・・俺の・・・・」
「えぇ、ばっちり聞いてましたv」

いやなくらいの笑顔で眼鏡野郎は笑いやがった
俺は、恥ずかしくなって思わず研究所から出てしまった。

「・・・・・っさっさと、行くぞ!!!」
「え?ちょ、ちょっと待ってよアッシュ!!!」
「・・・私たちも行きましょうかv」
「大佐わざとあそこで止めたでしょう?」
「何のことでしょう?」
「・・・・ま、いいけど」


後書き
 大変たのしく書かせていただきました!!
 本当に普通の展開になって・・・・
 でも、このままでは終わりません!!