A series ーエイ シリーズー 2ー1
  〜もしアッシュが刺されなかったら



「おまえらで、最後だ!!」

ザシュッ

ドサッという音を立てて信託の盾騎士団の兵士は息絶えた
アッシュは死んだのを確認すると、回線をつなげる

「おい、聞こえるかレプリカ?」
『あ!アッシュへい・・・「!っち、くたばれ!!」

回線をつなげた時、倒したと思っていた兵士が立ち上がり剣を前に突き刺すような感じでアッシュに立ち向かって来たのだ。
アッシュはソレを交わすと後ろをおもいっきり斬りつける
そして他にも兵士がアッシュを殺そうと、立ち向かうものも全て斬り倒した。

『大丈夫か!?』
「あぁ・・・・油断したな」
『無事でよかったぁ・・・・』
「ふん、まだ終わってない」
『そうだけど・・・・そういえばアッシュ』
「なんだ?」

ルークの遠慮がちな声にアッシュは眉間のしわを一本増やし機嫌悪そうに言う
そして、帰ってきた言葉は・・・・・

『どうやってそこから出るんだ?アレ開けるのに一人は残らないといけないし』
「・・・・・・信託の盾騎士団どもが使ってきた入り口を使う」
『あの入り口を?』
「そうだ」
『分かった、気をつけてな?』
「お前こそくたばんなよ?」
『分かってるよ』

回線を切った後、アッシュはルーク達と合流を果たすため信託の盾騎士団が進入してきた入り口へと向かった。
もちろん、兵士が持っていたアイテムを使った後に・・・
そしてルーク達は

「シンク・・・」
「アッシュ、死んで無いのか。以外」

シンクと対立していた

「君たちはここで死んで貰うよ?」
「そんなの、お断り!!」
「そういわないでさっさと死んでよ、甘チャンの・・・七番目のイオンの所にいきなぁああああ!」

シンクのとの悲痛な叫びと共に戦いは始まった。
ルーク達が必死で戦っている時にアッシュは・・・

「なんだ・・・この「アッシュとルークのお部屋vv」は!?」

とある部屋の前で立ち止まっていた。
その部屋の扉にはご丁寧に「アッシュとルークの部屋vv」と書いてあったのだ。
他の部屋には「私の愛するメシュティアリカのおへや」とか「ガイラルディア様のお部屋」といろいろと書かれていた。

「ヴァン・・・・もぅ貴様は俺の師ではない!!」

隠しきれない怒りを足に込めると、一気にふざけた部屋が並ぶ廊下を駆け抜けた。
途中で「ラルたんとその娘メリたんの部屋」とか「リグっちのお部屋」とかその他多数のふざけた名前の部屋があったがあえて無視した。
そして、ようやく廊下に青空が見えてきた

「・・・・・・外に出るのに寿命が1年減ったな」

アッシュは一息つくと周りを見渡してみた。

「町・・・・ホドか?・・・・・?」

ーキィン

どこからか剣が交わる音が聞こえて来たのだ
とても小さいので分かりにくいのだ

「気のせいか?・・・・いや」

あまりにも小さい音なので気のせいかとアッシュは思ったがやはり音は聞こえてくる。
もしや・・・と思いアッシュは神経を耳に集中させて音を聞く。すると

ーキィン・・・ガキィン!

音が大きく聞こえ、苦戦しているのが分かったのだ

「あの馬鹿、ヴァンの野郎にやられかけてんのかよ!」

アッシュは暴言をはくと、急いで音が聞こえる方と向かった。
ルークの無事を祈りながら


あとがき
 アッシュ死亡シーンは本当に泣けます。
 ゲームで泣くことができなかった私でしたが、これだけは泣けました。
 EDも号泣したし、アビスは本当に最高です。